13.1.2 Integerクラス

Integerクラスは、整数型のカプセルクラスです。Integerクラス に定義されているメソッドは、下記の通りです。

• Integer::IsInteger()
  インスタンスが整数の時、真を返します。
• Integer::IsNubmer()
  インスタンスが整数、実数の時真を返します。
• Integer::Format(width, align, base)
  インスタンスの値をフォーマットしてその文字列を返します。widthは、桁数 を示します。align, base は省略可能です。

  align は、桁幅内での文字のそろえ方をシンボル(文字列)で指定します。 alignが`rightの時は右詰め(省略時のデフォルト)、`centerは、中央そろえ、 `leftの時は左詰めとなります。

  baseは、表示する時の、進数を決めるものでこれも、シンボル(文字列)で指定 します。baseが`decimal(省略時のデフォルト)の場合は10進数で、`binary の時は2進数、`octalは8進数、`hexadecimalは16進数になります。

  10->Format(10, `left, `octal)の値は、"12 "
  256->Format(5, `center, `hexadecimal)の値は" 100 "
  

  となります。

• Integer::ToString()
  文字列に変換します。
• Integer::ToReal()
  実数に変換します。
• Integer::ToInteger()
  自分自身の値を返します。