交差法で見るときは
右のカメラで撮った写真を左に、左のカメラで撮った写真を右におき
視線を交差させて(より目にするのです)見ます
平行法で見るときは
写真を逆にならべて
遠くを見るように(うつろな視線ですね)します
ただし、ふつう写真屋さんから渡されるプリントは
両眼の瞳孔の距離(7cmくらい)よりも長いので
そのままならべたのでは、平行法はちょっとむりです
このばあい
写真をかさねて、右半分と左半分をそれぞれ見て下さい
画面は小さくなりますが、目を近づけて見ると
臨場感はそうとうなものです
写真のならべかたでステレオの見方がちがうわけですが
写真屋さんから受け取った時点で
プリントされた写真のどちらが右でどちらが左か
わからない事がほとんどだと思います
左右にならべてためしてみるしかないでしょうね
先日、当方の文献で紹介している「ステレオワールド」を
読んでいたら、最初に右のカメラで(右)のマークを、
左のカメラで(左)のマークを写しておくといい・・・
との記載がありました。なるほど
なれないうちに、まちがいやすい事の一つに
本来のならべかたとは逆にして
一部が浮き上がって見えることでステレオになっていると
思いこんでしまうことがあります
たとえば、建物の角は本来自分の近くにあるものですから
逆に見たとしても近くにあるように脳が情報を処理します
ふだん見慣れたものほどこの現象は強くあらわれます
「見本」の付録は交差法と平行法を上下に表示していますので
その違い、あるいは、まぎらわしさ・・
を確かめてみて下さい
慣れないうちは
もう一度写真をならべかえてやり直してみましょう
「ステレオ写真の勧め」にもどる