ステレオ写真
七の段
ステレオ写真の曖昧さ、あるいはその補償能力、その2(遮蔽物)・の巻き
下の写真は、おみやげを入れた袋が片方に写ってしまった失敗作です。
交差法
平行法
(鳥取:境港・水木しげるロード)
ですが、ステレオ視すると、完全に見えなくなるわけではないものの、意外に袋が気にならなくなりませんか。
これは赤瀬川源平さんも「ステレオ日記・二つ目の哲学」の中で、ステレオ視することで片方の写真の光線漏れが見えなくなる現象として記載されており、シミ消しの術、と称しておられます。(写真No. 018)
たぶん、これも「視野闘争」の一種で、先の(フォーカス)の段で紹介した現象と同じものだと思います。左右の視野で情報量が違っている場合、情報量の豊富な方を脳は選択するのじゃないでしょうか・・・なんて、わかったような事言ってますが、ホントかな
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ところで、袋の中身は、鬼太郎まんじゅうでありましたが、まんじゅうと言うよりモナカに近い
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