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5.3 演算代入式

下記の演算代入演算子は、ある変数の値に演算を施しもとの変数にその演算結 果を格納するものです。

+= -= *= /= $\%=$ <<= >>= $\&=$ |= ^=

たとえば、x +=5 という式は、x = x + 5 と解釈されます。

Cmmでは、様々なデータ型に応じた独特の演算が定義されていますが、ある演 算子oprが利用できるなら、その演算代入演算子opr=が利用できま す。ただ、例外もあり、配列演算では * は定義されていませんが、*= は定義 されています

この演算代入演算子は、優先度が低いので、

「変数 b の値を5増やし、さらにその値に2加えた値をaに代入する式」

というコードを下記のようにすると、誤りとなります。


a = b += 5 + 2 ;

上記の式の場合、まず 5+2 が実行され、その値7が b に足され、その値が、a に代入されます。そのため、b に5加えるという演算を先に行えるように、カッ コを加えた、次の式が正しいものとなります。


a = (b += 5) + 2 ;


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Tetsuo Ono
1998-11-05