That`s out!

盲目のゴーン賞賛に異議

 赤字経営の日産を短期間で再生した、と経済界から賞賛の嵐、どっかの大学では見ず知らずのゴーン氏を名誉教授にしたとか何とか・・・ま、確かに非凡なお方であるとは誰もが認める所です。でもねえ、経営の手本だとか、大学の運営にもゴーン流を持ち込めとか言われると、あまのじゃくな私は「ちょっと待て」と言いたくなるんです。日本の自動車産業の底辺は小さな町工場が支えていたんじゃなかったんですか?それを「非効率」だと切り捨てていったのが経営top達が礼賛する「合理化」ですね。大企業を立て直すために合理化の名でいかなるリストラが成されたのか、それを詳細に検討せずに、企業の赤字が解消されたから経営の手本だと言われるとちょっとばかし(いえ、もうちょっと)異議をはさみたくなるんですけど。・・・2003.08.30.


退化も進化の一種ではある

 例の右翼知事が再選されたそうだ。下品な日本の首都の顔を、この地方の民は再度選択した。やはり、この国は世界を視野に入れた働きのできる国ではないのだろうか。驚いたことに、政治的に中立であるはずの某公営放送局が、2期目の知事と題して彼の過去の演説を好意的に放送した。当然問題の箇所には触れずにである。イラク戦争後のUSAでマスコミの体制寄りが顕著になっているが、この国も例外ではない。2003.04.13.

自分と違った意見を述べる者を「バカ」と言ってはばからない、こんな人物を首長に選ぶ「かしこい」人の気が知れないねえ。2003.09.06.







学研の科学の非科学

昔は学研の科学と言えば、非常に格調の高い雑誌であった。中に書かれている科学読み物は、そんじょそこらの雑誌の解説とはひと味違っていた。そんな思い出もあって、子供にも購読を勧めたのであるが・・・何、なんとかおばばの星占いだと。(あなたの今月の運勢は・・・)これが科学かい。
昔のあの「学研の科学」は、もうなくなってしまった!!


新しい全米ライフル協会会長様へ

私の知っている映画俳優は多くないけど、チャールトン・ヘストンは好きな俳優の一人だった。「ベン・ハー」はLDを買って何度も見た。
1998年6月、かのチャールトン・ヘストンが、あの悪名高き全米ライフル協会会長に就任したそうである。彼に対する今までの気持ちはリセットされた。


子供が殺し合う映画

バトル・ロワイアルとかいう例のもの
作っている者も、出演している者も「ヤクザ映画」しか能のない連中である。話題性をねらって興行収入しか考えていない連中である、なんという貧困な精神であろう。こんなヤカラに日本の映画を語って欲しくない。
驚くことに、マスコミはこの愚劣な映画を容認する風である、曰く「表現の自由・・・」。暴力表現にどこまで寛容になれば気が済むのか。
例によって、マスコミ受けを狙う自称児童精神医学者は言う「暴力シーンを見たからといって犯罪に走るほど、子供は単純ではない」(?!) 暴力シーンを見た子供がその後暴力的な行動をとることが多い事は、心理学の実験で何度も証明されている。問題はこの映画だけではない。それを容認する姿勢は、世界中でも最悪のレベルと言われるこの国のテレビ・雑誌の暴力表現を見過ごしている事につながっているのだ。自浄能力を失ったマスコミとは、結局の所、権力に媚びへつらうマスコミと同様に有害である。


哀愁のジャパン・スケプティクス

スケプティクスとは、世を惑わせている、えせ科学、疑似科学を弾劾している団体で、日本にもジャパン・スケプティクスなる組織があることをご存じだろうか?ところが、ここにはとんでもない連中が集まってくる。「わたしはUFOを科学的に証明するために入会しました」なんてのが、大真面目な顔をして参加するのである。そりゃ、まともな活動が出来るはずがないわな。
日本のテレビで科学番組と称するものを造っている連中も、似たりよったりなんだろう。サイエンスとほら話の区別がつかないとしか思えない。理科の授業を減らすそうだが、日本を前世紀のおとぎ話の国にするつもりだろうか。そうか、そうだったのか