ステレオ写真で表現できること、その3(隠れた構図)・の巻き
平行法
それぞれの絵を1枚だけ見たのでは何が書いてあるのかよく分かりませんが(分かります? え〜と、それじゃあ、分かりにくい、ということに・・・)、ステレオ視するとずっと分かりやすくなりますよね。
(交差法と平行法が逆になって、前後の位置が反対になると、その効果がなくなるのですが、それについては下記の文献で勉強して下さい。)
もう一つ我慢して例示をご覧いただきます。
平行法
三角錐の立体視です。頂点が見えますよね。
ここで、もう一度、左右それぞれの絵を立体視せずに見てみて下さい。三角錐の頂点はどちらの絵にも描かれていません。にもかかわらず、確かにとんがりの先端を認識できますよね。えっ、認識できない。う〜ん、その場合はしかたありません、以下の文章はとばして、とりあえずその下の見本を見て次に進んで下さい。
参考文献には、もっと分かりやすい図が提示されています
出澤正徳著「あれ!あれれ!目のさっかく?」岩波書店 (P28〜)
下條信輔著「視覚の冒険」産業図書 (P61〜)
平行法
どうでしょう、完全に、とはいかないまでも、お城の構造がかなり認識できませんか。